ザ・キャンピングカーの見た目
みなさんが想像するキャンピングカーです
ベース車について
種類のお話でベース車について簡単ですがお話しました。
ベース車の後ろを加工して作られたキャンピングカーです。
その分、元の車よりも長さ、高さ、幅が拡張されています。
- カムロードなどのトラックをベースとした車種
- ハイエースなどのバンをベースとした車種
- タンエースなどの中型バンをベースとした車種
- 軽トラックなどをベースとした車種
大きな居住区を持つキャンピングカーがキャブコンです。
その快適性能は、まるで家です。
その反面、ベース車がトラックであるため足回りの強化などを行わないと乗り心地や運転性は良い方ではありません。たまに、横転事件をニュースで見かけるぐらい運転は慎重に行う必要があります。
カムロード、ハイエースベースとなるキャブコンは、居住区で立つことができます。
本当に小さな家にいるような乗り心地です。また、バンクベッドと言われるスペースがあるのも特徴的です。所謂、居住区のリーゼント部分にあるスペースです。子供の秘密基地感(笑)
ベース車がトラックであるため運転には細心の注意を払う必要があります。特にカーブが多い道、高速道路は、乗用車と同じ感覚で運転すると思わる事故になります。さらに架装部分が大きいため風の影響を乗用車以上に受けます。軽トラックベースのキャンピングカーでも横風、大型トラックの追い越しによる風でも影響を受けハンドルが取られることもあります。
高速道路では、無理な追い越しや速度の出しすぎにも注意をする必要があります。
基本的には、制限速度を守りゆっくり運転することが大切です。
キャンピングカーは、一部の種類を除き外部の影響を大きく受けるため運転手は十分注意を行い運転をする必要があります。
装備について
標準装備
近年、標準装備が充実しています。
ビルダーさんの取扱車種にもよりますが、家庭用エアコンまで標準装備としている場合も増えました。
おそらくですが、オプション装備の希望が多いため、その分価格込で標準にすることで購入金額の目安がしやすくする狙いがあるのではないかと思います。
欲しい装備をつけたら価格が跳ね上がるなんてことはザラです。キャンピングカーを買う方は、快適に旅に行きたいと思います。快適に行くための装備を選択した結果、標準価格から比較して全く異次元の価格になってしまったと落胆する人の姿が目に浮かびます。(自分もその一人でした)
ある程度、購入者が選択するであろう装備をつけた車を作ることで心のハードルを下げることができると思います。
ここでの標準装備は、キャブコン取扱ビルダーの最大手数社をベースとしてお話しております。
ビルダー規模によっては、必ずしも標準ではない場合もあります。
私が個人的に調べた内容ですのでご参考までにお願いしますm(_ _)m
トラック・ハイエースベース
- シンク
- 給排水タンク
- コンロ
- 走行充電
- 外部AC電源入力
- サブバッテリー100Ah×3
- 電圧計
- インバーター
- 12V&100Vコンセント
- エアコン
- 電子レンジ
- 冷蔵庫
- FFヒーター
- ベンチレーター
- テーブル
- カーテン など
聞きなれない言葉から、よく聞く言葉まであると思います。
え?こんなものまで装備としてカウントされるの?という物もあると思います。
自分も、そうでした。カーテン、テーブルはあって当たり前と考えていましたが、これらも装備としてカウントされていることに当時驚きました。
シンク・給排水設備について
シンクと給排水タンクですが、別の記事でもお話しましたが基本は車です。
家と違い水が常に供給されるわけではありません。自分で補給しなくてはなりません。
また、排水も下水があるわけではありませn。自分で使用した水は廃棄する必要があります。まさか車の外に垂れ流しにするわけにも行きません。
その際に、シンクの下に給排水タンクを設置します。見た目は、灯油などを入れるポリタンクです。
給水用ポリタンクに水道水などを入れ、シンクで使用した水を排水ポリタンクに入れます。
こうすることで初めてシンクを使用することができます。この給排水タンクがキャンピングカーによって容量がまちまちです。給水タンクが大きければ使える水の量は増えますが、補給する際にかなりの重量になり、廃棄するときも大変です。しかし、タンクは小さければ補給は簡単ですが、水の使用量が減るため使用頻度などを考える必要があります。
近年、排水タンクを車体下にタンクを設置し簡単に廃棄できるような装備も出てきました。
廃棄した水の仕様用途によりますが、匂いが発生します。排水タンクは、基本はポリタンクです、簡単な蓋はありますが、管から匂いが上がりやすいです。
家のシンクのような返しはついておりません。排水タンク内の匂い発生を抑えるような洗剤もありますが、完全に消えることがないため匂い対策を考える必要があります。
ほかの種類のキャンピングカーやベース車によっては、シンクは使用しない方も多くおります。
悪いことだけではありません。車内にシンクがあることで車内で完結できる作業が増えます。
車内で料理する際に食材を洗う作業、朝晩の洗顔、歯磨きなど家にいる感覚でできることが増えます。
キャブコンでは、車内が広くキッチンスペースがそこそこあります。
外食、出来合いの惣菜ですませる方には関係ありませんが、わざわざ外の水道設備を使用せず車内で完結できることが便利の一言です。キャンプ場、RVパークでは、水道設備がありますがわざわざ洗いに行く必要がなくなります。
次に朝晩の洗顔、歯磨きですが、キャンプ場、RVパークは宿泊ができるスペースですので問題はありません。(マナーとして)
しかし、高速道路、道の駅など公共の場ではそうは行きません。(マナーとして)
歯を磨いている方はまれにいますが、洗顔まですると恥ずかしさもあると思います。
また、真冬になると朝晩の寒い時間に、わざわざ車内から出てやりに行かなければなりません。快適な車内から出たくはありません。男性でしたら、寝起き、寝る前ジャージでフラッと行くのもそこまで気にしない方も多いと思います。しかし、女性は身なりを整えたい方も多いと思います。
わざわざ、歯磨きのためにお化粧しなおすなどめんどくさいの一言だと思います。
車内シンクを使えば準備が終わるまで外にでる必要がありません。
ただ、飲み水には使用しないでください。
飲食用の水は、ペットボトルか給水ジャーなどにいれた物を使用してください。
コンロ
コンロについては、カセットガスコンロやボンベ供給型のガスコンロが備えられています。
特に大型のキャブコンでは、家庭用のガスコンロに似た物が備えられておりまるで家にいるように料理が行うことができます。
走行充電・外部AC電源入力
走行充電については、おそらく聞きなれない言葉だと思います。キャンピングカーのサブバッテリーは、車のバッテリーとは別系統で後付けされたものです。このバッテリーを使用して家電や架装部分の電気をまかっています。簡単に言うと充電電池です。
では、充電電池の容量はどうやって充電することができるのかになります。
通常の充電電池は、コンセントに差し込めば済む話ですが、キャンピングカーを家のコンセントに差すわけには行きません。
そこで活躍するのが、走行充電です。通常のバッテリーと同様に走行しながら充電できることができる装備です。特に長距離運転を行う場合に活躍します。
しかし、一年中遠出をするわけにも行きませんし全ての方が常に長距離運転をするわけでもありません。そこで、外部AC電源入力(通称外部電源)が活躍します。
難しそうなワードですが、簡単に言うとキャンピングカーもコンセントに差し込んで充電できる装備です。この装備があることで長距離運転による走行充電に頼ることなく充電することができます。
オプション装備の設定が多いですが、ソーラーパネルと合わせてこの3点装備をつけることでより充電がしやすくなります。一部ビルダーさんでは、走行充電のみで充電が終了できるような独自のシステムを開発しているなど電気強化売りにしているキャンピングカーもあります。
充電装置が充実しいても、ついうっかり充電し忘れてサブバッテリーの残量がありませんにならないように常に旅へ出かける前には確認が大切です。
サブバッテリー100Ah×3・電圧計
サブバッテリー100Ah×3と電圧計についてですが、近年サブバッテリーは、安価な鉛電池からリチウム電池へ移行しつつあります。ただ、まだまだ価格の面ではリチウム電池は高価であり鉛電池も主流です。サブバッテリー100Ah×3は、鉛電池によるサブバッテリーです。
なぜ×3になっているのか?
実は、このあとお話するエアコンに関係する話となります。
エアコンは、家庭用エアコン、DCエアコンの2つが主流になりつつあります。
数年前までは、家庭用エアコン一択でした。家庭用エアコンがかなりの省エネ設定ではありますが、稼働させるにはかなりの電力が必要となります。その電源は、どこから供給するのかですが、サブバッテリーから供給します。そのため、通常ではサブバッテリー100Ah一個、もしくは2個あれば十分ですが、エアコンを使用するためには最低サブバッテリー100Ah×3ぐらいないと十分に使用することはできません。ただ、家のように一日中使用できるわけではなく夜の寝る前につけるなど短い時間しか稼働できません。
サブバッテリー100Ah×3もあれば、エアコンを使用しなければ快適にすごせる容量は十分にあります。
そして、電圧計ですが、簡単に言うと電池の残量メーターになります。充電電池のように電池がなくなったら動かなくなりますでは困ります。また、電池は完全に0%まで使用してしまうと寿命が短くなります。そのため、電圧計の残量を確認しつつ電池が長持ちできるように注意が必要です。
家のように無限に家電を使えると期待するかもしれまんが、あくまで基本は車です。
そのための工夫や管理は、必要であることは覚えておいてください。
インバーター・12V&100Vコンセント
インバーターについては、サブバッテリーの出力はDC出力になります。そして、家電は特別な物を除きAC出力です。そのため、電気をDC→ACに変換する必要があります。
そして、家電には定格出力と瞬間出力が存在します。キャンピングカーが欲しいと思うまで自分も気にしたことがありませんでしたが、この定格出力が大切となります。
インバーターには、出力サイズが色々あります。主にキャンピングカーについているインバーターは、500W~2000Wぐらいが多くなります。もちろん、それ以外もあります。
数字が大きいほど価格もあがります。なら、低めのサイズでいいのではないかと思いがちですが、この出力サイズが、家電の定格出力よりも下の数値では家電は動きません。
例えば、ドライヤーの定格出力が1000W、装備したインバーターが500Wの場合稼働することはできません。
そのため、インバーター出力は自分が使いたい家電がどんなものなのか、そして、定格出力がいくつなのかを調査し選択する必要があります。
また、12V&100VコンセントもサブバッテリーがDC出力のため通常のコンセントを増やす場合はACに変換が必要です。こちらもインバーターと同様に自分が必要なことを十分把握する必要があります。
エアコン
エアコンについては、最近のキャブコンには家庭用とDC出力のどちらかが標準として装備されていることが多くなりました。エアコンを稼働させるためにサブバッテリーもリチウムバッテリーが導入されることも増えました。キャンピングカーの中で過ごす時間が増える場合、必須装備と考えられます。
ただ、真夏に日中に家のようにエアコンをガンガンにつけて快適空間の出来上がりにはなりません。
いまの家は、断熱性が圧倒的高く快適です。キャンピングカーは、あくまでベースは車です。断熱材はもちろん架装に入れていますが、家ほどの効果にはなりません。車は金属の塊ですからね(笑)
特に近年温暖化が進んだ結果、家でのエアコンをフル稼働してもキンキンに冷えにくくなっています。
キャンピングカーでは、もっと困難であることは理解しておいてください。
日中は、車のエアコンで冷やしその温度を維持するような使い方が最も効率的です。
もちろん、サブバッテリーの容量にも依存します。予算に余裕がありサブバッテリーもリチウムバッテリーをたくさんつけることができる環境でしたら、家と同じ環境にすることは不可能ではないと思います。そこまでしますか?あくまでエアコンは、寝るときに快適に寝るために使うなど限定的な使い方がよいと私個人は思います。
ペットを車内に置いていかないといけない状況での使用の場合は、その限りではありません。
家庭用とDCエアコンの違いですが、サブバッテリーがDC出力というお話はしました。
DCエアコンは、サブバッテリーから直接電気を供給することができ変換ロスが少なく済みます。
ただ、日本の技術は素晴らしく家庭用エアコンの省エネ性、冷やす能力は、圧倒的に家庭用エアコンに軍配があがります。その分価格もあがりますが(笑)
予算とどういう使い方を想定しているのか、十分に検討が必要な部分とはなります。
電子レンジ
電子レンジについては、家庭用の電子レンジと全く同じです。
キャンピングカー内で料理をする場合、出来合いの惣菜などを温めるには大活躍です。
全く使わない人もいるのであったら便利な装備です。
冷蔵庫
冷蔵庫については、これも家庭用の冷蔵庫とほぼ同じです。
ただ、近年縦型の冷蔵庫も増えてきました。冷気は、下に沈むため冷やす効率がよい上にスペースが取りやすいという理由です。冷蔵庫は、必須装備です。飲み物、食べ物、お土産などありとあらゆる物を保管できます。キャンピングカー買ったら必ず冷蔵庫はつけるべきです!
FFヒーター
FFヒーターについては、聞きなれない言葉だと思います。
キャンピングカー専用の暖房と行っても過言ではありません。
一部の猛者様は、DIYで車中泊するために乗用車に装着している方もいます。
ガソリンの一部を使用して省電力で動かせる暖房です。真冬を簡単に真夏にできるほどの効果を持ちます。
キャンピングカーの暖房とは? → FFヒーターと言われるほど使用する方が多い装備です。
オプション設定しかない場合でも、FFヒーターは装備することをおすすめします。
ベンチレーター
ベンチレーターについては、いわゆる換気扇です。家では当たり前なものです。
一昔前は、ベンチレーターは雨の日には使用できないものでした。そして、一つランクが高いマックスファンが存在していました。マックスファンは、雨の日でも使用できます。
ベンチレーターは、フタを開けることで初めて使用できるため雨の日では使用できませんでした。
イメージは、家庭用の換気扇を天井につけたイメージです。
マックスファンも同様にフタを開けて使用しますが、形状が返しのような形をしているため内部のフタを開けても雨がはいりません。(横殴りの防雨風ではその限りではありませんが・・・)
いまは、標準でマックスファンが装着されていることが多くなり選択する内容としては、リモコンによる自動化、手動による稼働です。
天井が高いキャブコンなどでは、自動化を選ぶ人が多いですがここは手動でもよいのではないかと私は思っています。ここにお金をかける必要はないのではと・・・。(個人的見解です)
テーブルとカーテン
テーブルとカーテンについては、家では当たり前にあるものですがキャンピングカーでは装備です。
テーブルがないキャンピングカーは、ほぼないです。
しかし、カーテンはオプション装備である場合もあります。
キャブコンでは、窓下から引き出すシャッターが主流です。
特にカーテンは、窓からの冷気を遮断する役割もあります。窓からの冷気遮断は、シェードを使うことも多いです。
テーブルには、ドリンクホルダーも備えられています。走行中もドリンクが落ちないような工夫がされています。
オプション装備
最近のキャブコンでは、標準装備に組み込んでいるものを多くあります。
ここでは、私が個人的に調査した情報ですのでご参考程度にしてください。
トラック・ハイエースベース
- リチウムイオンバッテリー
- ソーラーパネル
- トイレ
- サイドオーニング など
リチウムイオンバッテリー
技術の進歩により、近年は標準装備になりつつあるサブバッテリーです。
まだまだ、価格は高額です。今までの鉛バッテリーと比較すると計量であり高容量であるためエアコンを稼働しつつ家電を使用する場合には必須になりつつあります。
さらに技術が進めばもっと低価格化がすすむかもしれません。
ポータブル電源を代用品として組み込むビルダーさんもいます。
ポータブル電源も大容量が購入しやすい価格帯になっております。
予算との兼ね合いで選択がよいと思います。
ソーラーパネル
最強の充電器です。(笑)
家にもついているソーラーパネル、キャンピングカーでは家以上に真価を発揮してくれます。
外にキャンピングカーを停めるだけでサブバッテリーが充電されます。
出発直前にサブバッテリー充電し忘れても、問題なし!
走行充電と合わせることで外部からの充電をしなくても、ある程度の電気はまかなえます。
オススメの装備です。
外部電源、走行充電、ソーラーパネルの安心三点セット
トイレ
トイレについては、いわゆるポータブルトイレのことです。
今は、緊急用として積む方が増えました。
キャンピングカーでのポータブルトイレは、大きくわけ2種類です。
水洗式、圧着式です。
水洗式は、文字通り水で流して使用するタイプです。2種類の薬剤と水をいれて使用します。
薬剤が優秀で匂いはほぼせず原型もないです。比較的処理しやすくなっています。
さらに、金額も抑え目です。
圧着式は、通称ラップポンと言われる電気で袋に封緘するタイプです。
専用の凝固剤と袋に入れ燃えるゴミとして処理する形です。
処理したものをゴミとして出せるので心のハードルは低めです。
ただ、本体価格がお高めであり電源が必要です。
サイドオーニング
キャンプをされる方にはお馴染みのオーニングです。
よく運動会などで貼られるテントをイメージしていただければわかりやすと思います。
そのオーニングが、車のサイドにつけることができるのでサイドオーニングと言われます。
サイドオーニングをつけるメリットは、キャンプをよく行かれる方はイメージしやすいと思いますが、わざわざ設営する必要がなく専用の棒でクルクルと取っ手を回すだけで設営できます。
ただ、キャンプにいく目的ではなく車中泊が中心の方は必要ない装備でもあります。
キャブコンを購入される方キャンプもいく人が多いため、あってもいい装備ではあります。
初期費用を抑える意味で最初はつけない方も多いです。
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